山根生花店

いや～寒くなってきました。

まだ雪も降っては消えてを繰り返していますが、陽が落ちるとがくんと真冬の寒さです。

お花屋さんとしてはこれから千両市や松市などがすぐそこまで迫っていて気ぜわしいことこの上ないのです。クリスマスももちろんイベントなんですが、年末はもっともっと大イベントですからね。

さて、この頃はシクラメンやポインセチアなどと平行して、春の花が続々入荷中です。

スイートピーやフリージャ、チューリップなどが並んでいる姿を見ると「…冬いらないから秋の次は春でいいのに」と愚痴っちゃうのはワタシが歳をとったせいです・・・ね、ハイ。

そういった春の花の横で一際存在感をアピールしている花があります。

ワラタの変わり咲きです。

普通ワラタと言えば、写真のような咲き方ではなく、弁の部分がもっと中心にぎゅっと寄っていてくっついていますが、このタイプはまるで花火が夜空にぱぁっと広がったような咲き方です。

先端をよくご覧になっていただければ解るんですが、クルンとコイルのように丸まってますよね。凄く綺麗で愛嬌のある咲き方です。

これ入荷当初はもうほんとうにしなしなな状態で入ってきまして「…水揚げしても助からないかも」と思いながら懸命の救助をしまして。それに応えてくれるようにしっかり水揚げしてくれました。

外は木枯らしびゅんびゅんですが、ここだけ夏の夜の夢のような空間です。